以前より議論されていた夫婦別姓問題。

夫婦別姓とは、現在は結婚した時に夫あるいは妻のどちらかの姓(苗字)を選択して夫婦「同姓」にする必要がありましたが、夫婦別姓の制度が採用されると希望すれば結婚してもお互いの姓を変える必要がなくなります。

政権交代によってこの夫婦別姓制度についても大きな動きがありそうです。

【夫婦別姓の導入は、政権交代により、衆院選の政策集に「選択的夫婦別姓の早期実現」を明記した民主党を中心とした政権が誕生したことによるものだ。民主党は、1998年に民法改正案を共産、社民両党などと共同で国会に提出したが、自民党が「家族の一体感を損ない、家族崩壊につながる恐れがある」などと強く反対して廃案となった。その後も、毎年のように共同提出してきたが廃案となってきた。

 一方、法務省も、96年の法制審議会(法相の諮問機関)で選択的夫婦別姓の導入が答申されたことを受け、夫婦別姓を盛り込んだ民法改正案をまとめた経緯がある。強い反発を示してきた自民党が野党に転じ、与党と法務省の考えが一致し、政府提案による法改正が可能となった格好だ。

 民主党などの民法改正案は、〈1〉結婚時に夫婦が同姓か別姓かを選択できる〈2〉結婚できる年齢を男女とも18歳にそろえる――ことが柱で、おおむね法制審答申に沿った内容だ。】
(http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20090927-567-OYT1T00001.html より引用)

夫婦別姓によって一番問題になるのは、「子供の姓をどうするか」になりますね。

子供一人ならまだしも、子供が2人以上になった場合、夫婦どちらかの姓で統一するか、またその都度選択できるようにするのか・・兄弟姉妹で姓が違うのもどうかと思いますが、今後の動きに注目したいですね。