.私は配偶者である夫と夫の母である義母と3人で生活していました(義父は既に他界)。私は高卒でずっと公務員として働いていました。義母は元々認知症を患っていたのですが、いよいよ自分では何もできなくなり、日中も介護が必要となってきました。義母を受け入れてくれる病院・介護施設が見つからないので、私はしょうがなく公務員を辞め、義母の介護をする生活をはじめました。

 「介護地獄」の言葉の通り、毎日介護が大変だったのですが、夫は全て私に任せきりで、だんだん夫婦仲も不和になりなり、義母が他界したのを機に離婚する事を決心しました。

 介護の為に夫ではなく私が退職したので、その代わりとして義母の財産を慰謝料としてもらう事はできるでしょうか?
A.「義母の財産」については、あなたは義母の養子にでもなっていない限り法定相続人にはなりません。その他、あなたに相続財産を「遺贈する」旨の遺言書がある等がなければ、いくら介護をしてたからと言ってもあなたが直接もらう事はできません。義母の相続人は、あくまで子である夫になります。

ただし、あなたが義母に対し、通常の扶養義務を超えるような療養介護をしていれば、「寄与分」として、あなたの夫が他の相続人よりも多くの相続財産をもらう事ができる可能性はあります。

あなたは義母を介護する為に仕事を辞めているという事実がありますので、慰謝料をもらう際にその分の上乗せを請求できるであろうと思われます。

★ポイント
・原則妻は義母の相続人になれない。
・義母の介護の為に仕事を辞めた事について、慰謝料上乗せ請求をする。