日本性科学会が定義しているセックスレスとは、「特殊な事情が認められないのにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが1ヶ月以上もなく、その後も長期にわたることが予想される場合」という事です。

以前から日本においてもセックスレス夫婦・カップルが増えており、ある統計では20代が約15%、30代が約30%、40代が約40%がセックスレスに該当するようです。

ではそのセックスレス離婚原因に該当するのでしょうか?

結論としては「セックスレスは離婚原因になる可能性がある」と言えます。

もちろん病気や怪我、高齢による性交不能はそれにあたりませんが、それが発端となって互いの関係が崩れ、破綻に至った場合は離婚原因に該当する場合があります。

判例として以下のようなものがあります。

「性交渉の拒否について正当な自由が無く、それが原因で婚姻が破綻した場合は慰謝料が認められる」「婚姻に際して性的不能を告知しない事は、信義則違反である」(京都地裁S62.5.12)

「夫がポルノ雑誌に異常な関心を示して自慰行為にふけり、妻が性交渉を求めたのに拒否したことについて、夫に慰謝料500万円を認める」(浦和地裁S60.9.10)

「妻が男性に触られると気持ちが悪いと性交渉を拒否した結果、喧嘩が絶えず破綻した事について、妻に慰謝料150万円を認める」(岡山地裁津山支部 H3.3.29)

セックスレス=即離婚原因にはなりませんが、それが原因となって婚姻関係が破綻した場合は、離婚原因になり慰謝料も認められる事が読み取れますね。