「失踪」・・・
夫婦の一方どちらかが突然連絡不能になり、行方不明になった場合は離婚できるのでしょうか?

このようなケースでは民法の離婚原因としては条文で2つの項目で検討できます。

〔泳。沓沓鮎鬘厩狢茖温罅’朸者から悪意で遺棄された時

¬泳。沓沓鮎鬘厩狢茖街罅’朸者の生死が三年以上明らかでない

例えば,痢悪意の遺棄」は、出稼ぎ・出張などの正当な理由が無いのに家を出て、連絡不能になった場合、夫婦の同居義務・相互扶養義務を放棄したとみなして離婚を主張できる可能性があります。(早く別の相手を探したい場合もありますからね・・(´−д−;`))

ただし、判例で「妻が婚姻関係の破綻について主たる責めを負うとき、夫が扶助しないとしても悪意の遺棄にあたらない(最判S39.9.17)」というものがありますので、たとえばDV(ドメスティックバイオレンス)などで被害側が退避していた場合は、加害側はこの民法770条1項第2号「悪意の遺棄」は主張できないと考えられます。

これに対して△痢崘朸者の生死が三年以上明らかでない時」については、原則的には理由のいかんを問わず生死の不明が3年以上経過すると主張が可能です。(「生死不明となるに至った原因いかんは問わない」大津地裁25.7.27)

上記のような場合は、例外的に離婚調停ではなく最初から裁判所へ離婚訴訟を起こす事になります。

相手方の行方は不明なので、「公示送達」(裁判所の掲示板に2週間訴状を掲示する)という方法により訴状が送達され、裁判官にその請求内容が認められれば離婚成立となります。