「認知請求」というと、子供を産んだ「後」に請求するイメージが強いと思いますが、男性側において出産「前」に「胎児認知」という事で妊娠中であっても認知の届出をする事ができます。

シングルマザーとして子供を出産する事は決意したものの、男性にはちゃんと認知をしてもらいたいという方はこの「胎児認知」を検討するとよいでしょう。

出産間際になって男性側が認知の約束の反故をしないとも限りません。そんな事を防ぐためにも出産前の胎児認知は有効です。

届出としては、男性側が母親の本籍地の役所に下記書類を提出します。

・認知届
・父となる男性の戸籍謄本(認知される子の母と同一市区町村の場合は不要)
・認知される子供の母の承諾書(認知届への署名・捺印でも可能)
(+印鑑)

出産前に胎児認知の届出をしておけば、出生届の父親欄に父親の名前を書く事ができますし、追加の手続きをしなくても自動的に戸籍の父親欄には父親の名前が記載されます(^∀^)

胎児認知は将来確実に養育費をもらっていく事に対してのトラブル防止の方法でもありますが、前記のような「精神的な安心」を得る事ができるメリットも大きいですね。