「妻とは別れる予定だ。離婚したら君との結婚を約束する」

不倫の恋ではこういった場面も少なくないでしょう。

しかしながらもしこの約束が破られてしまったら・・・男性側に慰謝料請求はできるのでしょうか?

原則的には、こういった場合慰謝料請求はまず認められません。

まず「不倫=不法行為」というのが大原則です。

相手が結婚していることを知っていて交際を続ける事は、正妻の権利を侵害していると評価されます。

裁判所がそういった不法行為者について慰謝料請求を認めるハズがありません。

が、男性側についての責任があまりにも過大の場合は、慰謝料請求が認められる事もあります。


(事例)

・「妻子とは別居中。協議離婚の合意ができている。子供が就職すれば離婚する」と男性が言った。

・その後、結婚の約束をして同棲関係となった。

・女性は二度妊娠したが、男性の要望で二度とも中絶した。

・同棲期間は5年9ヶ月。

・結局同棲生活を解消し、妻の元へ戻った。

この場合、不倫関係ではあったのですが、婚姻予約は公序良俗に反せず有効と判示され、その一方的解消として慰謝料請求が認められています。(大阪地裁昭和52年6月24日)


しかしながらこういった例は稀であり、不倫が発覚すると正妻から不倫している女性への慰謝料請求も考えられる為、慎重な対処が必要になってきます。