ちょっと実務的な話で前回は離婚に際しての「財産分与の仮登記」について書きました。

結論としては、「財産分与請求権」の発生時期は「離婚時」になりますので、財産分与の保全としてあらかじめその対象不動産に仮登記はうてない、という事になります。

では、これまた少しマニアックですが、財産分与の対象になる不動産が「農地」であった場合はどうでしょう。

ご存知の方も多いと思いますが、農地の所有権移転については農業委員会において農地法所定の許可が必要となります。

相続など一定の場合、これら農地法の許可は不要になるのですが、離婚時の財産分与については農地の移転に許可は必要になるのか?という問題があります。

結論は原則以下のとおり↓

●協議離婚による財産分与 → 農地法の許可必要

●裁判・調停離婚による財産分与 → 農地法の許可不要

財産分与の対象となる財産に「農地」が入っている場合は、できれば事前に行政書士や司法書士等専門家に相談しておく方が事後スムーズに手続きができるでしょうね。