名古屋の離婚相談所

名古屋の離婚相談所。難しい法律用語もわかりやすく解説し、離婚・不倫・養育費・子供の親権・慰謝料・財産分与・認知・離婚協議書・離婚調停・離婚裁判等々について書いていこうと思います。

養子・縁組

マザーズ「特別養子縁組」女たちの選択



特別養子縁組についてのドキュメンタリー番組を紹介します。

平成24年度文化庁芸術祭参加作品 マザーズ「特別養子縁組」女たちの選択 です。

NPO法人ベビー救済★NPO Babyぽけっとさんの活動を中心に描かれています。

以前は、「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」のように親子三世代家族・専業主婦の家族が大多数の社会ですが、核家族化・共働き・地域社会の希薄が進み、子育てにとっては大変厳しい状況になっています。

その中で、児童虐待等の痛ましいニュースが絶えません。

現在妊娠中、あるいは子育て中で今後の見通しが大変厳しい場合は、一度こういった支援団体に相談するのが
いいと思います。

悩みを一人で抱え込まないで。。





(特別)養子縁組の斡旋条件等

前回特別養子縁組の要件などについて書きましたが、では実際その養子縁組を希望する場合はどうすればいいのでしょうか?

もちろん個人対個人で相手方と合意の上家庭裁判所に申し立てする事も可能ですが、一般的には養子縁組の斡旋団体に登録する方法になるでしょう。

こちらにくわしい記事がありました→「養子という選択

ポイントを要約すると・・・

●養子縁組斡旋団体は公的団体と民間団体(※社会福祉事業)がある。

●公的斡旋団体では、養親の年齢や住居等について一定の制限がある。
 また、DINKS(共稼ぎ)世帯は不可の場合が多い。

●公的団体の競争率は20〜30倍Σ(・ω・ノ)ノ 登録〜紹介まで最低半年以上

●養子縁組成立までの期間は国から補助金が給付される。(特別養子縁組の      場合、成立には最低6ヶ月以上の監護期間がある)

(公的斡旋団体、民間斡旋団体それぞれの団体によってルールが異なるので一概には言えませんが、参考にしてください)


それにしても倍率20〜30倍というのは予想以上の高い倍率ですね。「赤ちゃん斡旋事件」で故・菊田昇医師が医師生命を賭けて「赤ちゃん斡旋」について行動していた理由がわかるような気がします。

日本では毎年30万弱の人工中絶手術が行われているようですが(先進国の中でも高い水準です)、人工中絶は新しい生命を失うだけでなく、母体への悪影響も少なくありません。精神的ダメージも甚大です。

もちろん産む・産まないの選択は、最終的には個々人の意思で決めるものですが、日本も「(特別)養子制度」についての社会的理解が深まれば、「望まない妊娠」を万が一してしまった場合でも、より柔軟な解決策を選択する事ができるようになるでしょう。

米国ではブラットピットさん、メグライアンさん、マドンナさん、トムクルーズさんなどが養子を向かえています。日本では「昭和の歌姫」美空ひばりさんが有名(´∀`)

すべての子供に「家族」のぬくもりを・・・




特別養子の要件とは

特別養子縁組は、「赤ちゃん斡旋事件」の後、民法が改正され成立しますが、実父母との法的な関係を断絶して、新しい親子関係を創出する制度の為、かなり細かな要件があり、すべてクリアする必要があります。

特別養子の要件としては以下のようなものがあります。

●養親は特別養子と夫婦共同縁組を結ぶ事。
 (つまり養親は夫婦である必要があります)

●養親の一方の年齢が25歳以上である事。
 (一方が25歳以上であれば、もう一方は20歳以上で可)

●特別養子は原則6歳未満である事。
 (但、既に養育されている場合は8歳未満で可)

●実父母の同意が得られている事。
 (但、特別の事情がある場合を除く)

●特別養子縁組をする事について特に必要がある事。

これらの要件を満たした場合、養親となる者の住所地にある家庭裁判所に特別養子縁組の申し立てをして、家庭裁判所の審判で認められると特別養子縁組が成立します。

普通養子の場合は、戸籍法の定めるところにより「届出」をする事で成立するのに対し、特別養子の場合は「審判」が必要になり、要件を厳しくしています。

「特別養子縁組」の歴史

昨日ビートたけしさんがメインコメンテーターを務めていた「フジテレビ50年史」という番組が放送されていましたが、その中でとても興味深い話が紹介されていました。

「赤ちゃん斡旋事件」

1973年(昭和48年)の事件なのでまだ私も生まれてないですね^^;

宮城県の「反骨の医師」菊田昇産婦人科医師は、望まれない子供の中絶の多さに心を痛め、そういった子供を逆に子供に恵まれない夫婦に実子として斡旋する活動を行っていました。

こういった活動が明るみになり「虚偽の養子縁組」とし医師法違反にて優生保護法指定医取消、医業停止という処分を受けたそうですが、「生命の尊厳」を守った医師が何故処罰を受けなければならないのか?と世論を二分するような論争に発展したそうです。

しかしながら驚いたのが、菊田医師と同時代に産婦人科医をしていた医師が番組インタビューの中で「表立ってはあまり言えないが、あの頃は多かれ少なかれ皆同じような事をやっていた」「他人の赤ちゃんを実子として書類も作ってあげていた」(←正確には覚えてないですがこんなような事を言っていたと思います)と真顔で答えているのです。。

「おおらかな時代だった。。」

とでも言っておけばいいのでしょうか(゚∇゚ ;)

そんなこんなで論争を巻き起こした菊田医師ですが、菊田医師に同調するようなたくさんの人々が現れ、また世論も新しい法制度を求めるようになり、ついに国を動かし民法を改正し「特別養子制度」を成立させたのです。

「反骨の医師」菊田昇医師 まさに「漢」ですね!!(*´Д`*)

livedoor プロフィール
TagCloud
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ